観劇

今日は、友達と新宿のシアターアプルキャラメルボックス
の「ヒトミ」の千秋楽を見てきました。

事故により首から下が麻痺してしまったヒロインに
「ハーネス」という医療具の開発の手伝いを依頼する
医者。それを見守るヒロインの恋人。
ヒロインは、「ハーネス」を外されると全く動けなく
なるのを恐れて、それに伴う苦痛に耐える。

私は仕事柄、医薬品開発従事者と会うことが多いのですが、
果たしてその先の患者をどれだけ意識できているのだろう
と思います。

最近私はひょんなことから、薬の副作用に悩まされました。
確かに、副作用としての情報は得ていましたし、
覚悟もしていましたが、実際に副作用が出たときには
どうしようもなく辛かった。

薬効を得るために副作用に耐える。
それは体の自由を得るために、苦痛に耐える患者を
演じている舞台と重なって、やりきれない気持ちに
なりました。
でも、舞台としての完成度は…。

副作用のない、薬の開発。
夢のようですが、実現したい永遠の課題です。