結晶屋と酵素屋

今日は結晶屋さんとお話する機会がありました。


結晶化に必要な条件は、「精製物の均一性」。
分子量、電荷、類似構造物の混入があるとまったく結晶に
ならないそうです。
聞けば当たり前だけれど、すごい。
硫安や有機溶媒や抗体カラムなどは持ってのほかだとか。
確かに側鎖が変性するもんね。
思い出せば、大学の時の先生は結晶の神と呼ばれていましたが、
ひたすら温和な条件で精製を繰り返していました。


精製をしていた時は、SDSと活性しか見ていなかったなぁ。
結晶化とはいかにシビアな世界かとしみじみと感じさせられました。